川越ハイキングクラブ・ビスターリ

釜の沢五峰 (中の沢の頭580m)

三ノ峰頂上付近にて(撮影 S.Y John)

 

 

年月日:2022年5月7日(土曜日)                天 気:晴れ                              参加者:10名

交 通:(集合) ウエスタ川越6:50  ※マイカー3台

【往】ウエスタ川越6:50発→川越IC→花園IC→国道140号→皆野寄居道路→国道299号→県道               → 法性寺7:55着

【復】法性寺14:00→県道→国道299号→皆野寄居道路→国道140号→花園IC→川越IC→川越市            内着15:10着 (車両(3台)により前後有り)

コースタイム:

法性寺(札所32番)8:15 ⇒ お船観音 8:30 ⇒ 大日如来 8:40 ⇒ 亀ヶ岳展望台 10:10∼30 ⇒ 釜の沢五峰登山口(長若山荘裏)10:40 ⇒ 一ノ峰 11:10∼20 ⇒ 二ノ峰 11:20∼30 ⇒ 三ノ峰 11:30∼45⇒二ノ峰 12:25∼55(昼食) ⇒ 釜の沢五峰登山口 13:20 ⇒ 法性寺 13:40

費 用:交通費:2,960円 / 人(搭乗者) ※マイカー3台利用            その他:拝観料 100円 / 人

 

 

<< 感想・コメント >>

 

釜の沢五峰”は登山・ハイキング地図の定番『山と高原地図』にも載っていないマイナーな山です。ここは秩父観音霊場32番札所、法性寺の奥ノ院から続く岩山で、鎖などが張られた岩尾根歩きが楽しめると例会で事前に説明があり、期待と不安が入り混じったまま当日を迎えた。参加者が定刻にウエスタ川越前に集合、天気は快晴である。 車3台に分乗し、小鹿野方面に向けて車を走らせる。GW期間中にも関わらず関越~R140~皆野BP~目的地の法性寺まで渋滞皆無、ストレスフリーで予定より早く到着し良い1日になりそうな予感! ストレッチ、ミーティングを終え、山行スタート。厳かな法性寺山門は霊場の名にふさわしい古刹の趣きで、慎み深い気持ちを感じながら歩みを進める。狭い岩穴をくぐり抜け、しばらくは新緑まぶしい登山道を歩く。樹林帯を抜けるといきなり岩稜が現れる。そしてその先端に神々しく祀られているのがお船観音。標高はさほど高くないが展望は素晴らしい。南には秩父のシンボル、武甲山が悠々たる姿を見せてくれる。次なるポイントは大日如来、祠が狭いので3人ずつ順番に急な傾斜の岩場を昇り、岩の中に鎮座する大日如来像にお目通り。ご利益有りそう! 岩場を降りたら再び樹林帯を歩き、目印の鉄塔を越え展望台に到着。北側に見える亀の岩を背景に記念撮影。後、下山して般若山の周回はひとまず終了。次は、本日のメインイベントの釜の沢五峰踏破。沢沿いの道から北側の尾根に登る道を歩くこと30分、五峰最初の一ノ峰に到着。その後、降りては登ってを繰り返し二ノ峰、三ノ峰に。徐々に岩登りにも慣れてきて次は四ノ峰へと・・、ところが、三ノ峰から降りるロープが見つからない?  巻き道を探すも、それらしき登山道が無い。リーダーの判断で四ノ峰に進むことを断念し、二ノ峰に戻ることとした。その後、二ノ峰にて昼食を取り、歩いてきたコースを戻り、無事に下山した。抱いていた期待と不安通り、色々と想定外なこともあったが、展望の堪能は勿論、奇岩の光景や、プチロッククライミングなど低山ながらもスリリングで面白み満載のアトラクションコースに、皆、大いに楽しんだ一日となった。    記録担当:K.H 岳

 

ガイドブックにスリルと展望が楽しいミニ岩峰を巡る釜の沢五峰とあった。どんな山歩きになるんだろうと多少の緊張と展望に期待をして参加した。札所三二番法性寺に車を止め、先ずは般若山領域を歩く。出発して30分、岩の端にそそり立つお船観音そこから岩の上を大日如来が祭られている奥の院へ鎖を頼りによじ登る。3人がやっとの狭い場所だ。その姿に見とれ思わず手を合わせる。眺望も素晴らしい。第一鉄塔から第3鉄塔までやせた道を注意深く進むと突然開けた展望の良い岩のピークに出た。左を向くとカメが起き上がった形の大きな岩、これが亀岩だ。私も中腰になってカメのポーズをとり撮った写真に思わず苦笑い。下るとすぐに鎖場が現れ鎖を頼りに下りる。短い鎖場でよかったがこれが3倍、4倍の長さだとかなりの恐怖感だ。2時間半かかってようやく長若山荘に着いた。これからが今日のハイライト、釜の沢五峰登山口を出発。第1峰から第5峰迄無事たどり着けるか、楽しさと不安が入り混じる。案ずるより産むがやすし、岩の性質が滑りにくい点に助けられ、ミニ岩峰でもありそれほど高度感、スリル感はなかった。3峰の岩の上で昼食を取り、いざ出発しようと下りる箇所を確認するも下る鎖が見当たらず、巻道に回ったがやはりここも危険で立往生してしまった。下見では下ることができたのにどうしたことか先に進むことができず、勇気ある撤退となってしまった。メンバー10人の安全を最優先し長若山荘へと下山した。総じて、ルートファインディング、岩場や鎖場ロープの歩行技術、危険予知、判断力などいろいろと試された山行であった。  Y.T sora

 

大日如来坐像が鎮座している奥の院へ(撮影 Y.T sora)

 

奥の院へあと一歩、スリル満点(撮影 Y.T sora)

 

亀岩と遊ぶ (撮影 T.A aki)

 

鎖を頼って下りる (撮影 Y.T sora)

 

◎ この山行は楽しみであった。YouTube動画で観た時から登ってみたい山の一つであった。狭い道、崖のような道、急斜面、ミニ岩場登り。単調な道ではなく、緊張感もあるが長くなく、景色も楽しめる飽きないコースが楽しめた。今回は天気も良く、リーダーのアドバイスがあったからこそ、安心して登れたと思う。『小股で歩く』がポイントで、知らず知らずにのうちに大股になっていた自分に気づいた。山歩きの基本、ゆっくり、小股歩きを意識し、怪我なく下山できたことが嬉しい。 U.T うっちゃん

◎ 前日まで気が揉まれた天候は快晴となり澄みきった五月晴れの中、久々に岩山を堪能しました。とりわけ頂上付近から望む山々は絶景でした! リーダ-の高橋さんやドライバ-諸兄をはじめ皆さん大変お世話になりました。 S.Y John

 

法性寺山門にて(撮影 S.Y John)

 

亀ヶ岳展望台にて(撮影 K.H 岳)

 

◎ 三峰からの下りで鎖が見つからず来た道を引き返す事になってしまいましたが納得が行かず帰宅後にパソコンで調べました。今年の4月30日の記録写真に鎖で下がっている写真がありました。という事は私の鎖の探し方が甘かったと反省しました。参加された方には大変申し訳ございませんでした。今後はこの様な事が無いように気をつけたいと思います。お詫び申し上げます。 T.A aki

 

三ノ峰を下るのに鎖が (ネットにて T.A aki)

 

三ノ峰にて(撮影 S.Y John)

 

 

 

 

 

 

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