川越ハイキングクラブ・ビスターリ

山梨・岩殿山 (634m)

 

岩殿山山頂にて (撮影 S.T Mzee)

 

2021年4月25日(日)     天 気:うす曇り時々晴れ     参加者: 4名

交 通:
往】JR川越駅6:00→7:13八王子7:15→7:22高尾7:24→8:10大月駅富士急バス大月駅                              8:30→8:37自動車教習所前
【復】大月駅13:15→13:51高尾 (快速)13:59→14:21西国分寺14:35→14:54北朝霞(乗換)
         朝霞台14:57→15:10川越駅

コースタイム:
 畑倉登山口(ストレッチ)8:50 ⇒本丸跡9:25⇒岩殿山9:30 ⇒築坂峠10:00 ⇒鎖場10:15
⇒兜岩10:30 巻き道・鎖場付長い下り坂10:35⇒天神山11:00 ⇒稚児落とし11:20(昼食)
11:50⇒浅利公民館前バス停12:35 ⇒大月駅13:05 所要時間:3時間15分(休憩含む)

費 用:交通費 電車3,111円+バス220円=3,331円

 

<< 感想コメント >>

1)登山
・畑倉登山口からは単独ハイカー1名と地元山の会10名ほどが前後して登った。登山道は迷う心配はない、ジグザグの道で、土というより小砂利が多く滑りやすい、40分ほどで岩殿山山頂に到着。他のハイカーはここで下山。これから向かう稚児落とし方面が今日のハイライト。
・山頂から築坂峠を過ぎた辺り大岩が現れ、2本のしっかり取り付けられた鎖が垂れ下がっている。
・クラック状(割れ目)の岩場(高さ10m程)で、最初のひと足、ふた足、鎖をもって上がれば、あとは上まで岩にへこみがあるのでそこに足を乗せ、鎖をつかみ三点支持を守れば難しくない。巻き道もある。
・兜岩では危険な鎖場コースは落石の恐れがあるため通行止めになっている。巻き道を歩くが、ここにも大きくえぐられた長い下り坂があり、鎖が垂れ下がっている。一人ずつ順番に鎖をもって慎重に下る。林間コースを天神山へと向かう。登山道が狭く砂と砂利の滑りやすい道をゆっくり小股で歩く。
・天神山では展望はない、休むことなく通過した。天神山から稚児落としまでは30分ほど。稚児落とし目指して歩くと、突然大岩壁(150m)が現れる。その大岩壁の上が稚児落としである。大岩壁を回りこむように、稚児落としへと進んでほどなく到着。高校生の山岳部が10数人休んでいた。高校生の一人にお願いしてシャッターを押してもらった。岸壁側に近づかないように昼食を取った。天神山から稚児落とし付近は特に歩行で危ない所はない。ただ滑りやすい道だけに注意が必要だ。あとは浅利へ急な登山道を下り、浅利公民館前バス停に到着。バスは当分来なかったので大月駅まで歩いた。大月駅前で軽くストレッチをして帰路に着いた。
・注意する鎖場は2か所で、コース全般砂交じり、小砂利の多い登山道なので滑らないよう歩けばそれほど難しい山ではない。タイムも休憩を入れて3時間30分から4時間見ておけば楽に登れる山である。

2)見どころ
・岩殿山から見た富士山は秀麗な素晴らしい山容だ。今年は雪が少ない気がする。
・秀麗富嶽一二景、関東の富士見百景にも選定されている。又、岩殿山山頂とその周辺は戦国時代の甲斐武田の山城で、岩山の上に建つ天然の要害を持ち史跡探訪でも楽しめる山である。稚児落としの名前の由来は城主小山田氏が北条勢によって攻撃されていて、岩殿城大手門から、築坂峠、兜岩そして大岩壁へ来た時に、夫人が背にしていた子供が泣き出し、ほかの子供も泣き出し、敵に発見され、止むを得ず子供らを岩壁上から落としたところから、この岩壁を稚児落としと呼ぶようになったという。

3)コメント
・現在岩殿山への登頂可能ルートは、畑倉ルートと浅利ルートだけである。
・丸山公園(ふれあいの館)ルートは落石の恐れがあるため通行止め、岩殿上からのルートも通行止めで登頂不可とのこと。
                                                                                                                                            Y.T sora

 

 

「秀麗富嶽一二景」 岩殿山からの富士山 (撮影 S.T Mzee)

 

 

     

大岩の鎖場 (撮影 Y.T sora)

            

稚児落としの大岩壁 (撮影 Y.T sora)

 

悲話の稚児落としで (撮影 Y.T sora)

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