川越ハイキングクラブ・ビスターリ

御前山(1,045m)

御前山山頂にて(撮影 S.Y John)

2022年4月24日 (日)        天  気:曇りのち小雨       参加者:3名

交 通:
【往】JR川越6:41→拝島駅7:32→奥多摩駅8:22  東日原行きバス8:35→奥多摩湖8:55

【復】境橋バス停14:54→15:04奥多摩駅16:17→川越駅18:27

 コースタイム :
奥多摩湖バス停8:55→サス沢山10:00→惣岳山11:25→御前山11:45(ランチ12:15)

→境橋バス停14:30              高低差登り875m下り1018

費 用:電車 川越駅→奥多摩駅1,166円  西東京バス往路356円・復路242円

合計1,166×2+356+242=2,930円(ICカード利用)

 

 

≪感想・コメント≫

 

  “標高が1000mを越える山”というだけで緊張してしまう私ですが、同行してくださる方が健脚なお二人なので、益々遅れてはならないと肩に力が入っていましたが、奥多摩湖の絵になるような景色に包まれたときに、スッと力が抜け「とにかく頑張ろう!」というシンプルな原動力になりました。登山道や道標が整備され、カタクリも看板などが設置されて守られていて、埼玉の山とはちょっと違う感じです。登山客も平均年齢が若い人が多く、武蔵中高等学校のワンダーフォーゲル部の生徒さんや顧問の先生の礼儀正しさは記憶に残りました。登山道は岩や根っこが少ない良い道なのですが、急登が長く続き、私にはきつかったので「もうちょっと、もうちょっと頑張れ!」と自分を励ましながら何とか登れました。カタクリの他にも、 T.A akiさんに教わって、セリバヒエンソウ、ネコノメソウ、ハシリドコロなど初めての花に会うことも出来ました。帰りの電車で話に花が咲いて思わず拝島駅で乗り換え損なったことも楽しい思い出の締め括りになりました。                                        記録担当 M.M ocarina

 

奥多摩湖行きのバスに乗っている人の殆どが若者で 普段奥武蔵を歩いている我々とはギャップを感じた。奥多摩湖で下車してダムサイトを歩くと登山口があったが ここまでは道標が見つからなかった。最初は結構急登だが 道がしっかりしていて歩きやすかった。約一時間でサス沢山に着く。ここからは奥多摩湖や丹波方面の山が見えるが ややガスがかかっている。サス沢山からは緩い登りが多くなり 所々にカタクリが咲いていた。惣岳山までは短いが急登だった。御前山はベンチがありランチタイム。中高一貫の山岳部の学生は食事をしながらも英語の文法を話題にしていて さすが~難関校!! 出発しようとすると 雨粒を感じたので雨具着用。ここからは下り10分位できれいな避難小屋があった。境橋バス停までは 「カラマツ広場」「シロヤシオの森」とかの道標を横目で見てひたすら1000mの標高差を下る。幅の広くなった林道に出くわすと、救助隊が救助へ行く準備中だった。湯久保尾根で怪我人の救助に向かうと言っていた。途中から沢へ降りる道に気づかずに車道をバス停まで下った。本降りの雨にならず良かった。カラマツ広場の辺りには今が見頃のカタクリが沢山咲いていた。     T.A aki

 

午後からは雨予報にも関わらず朝の奥多摩駅は大勢のハイカ-で賑わっており駅前にはバスが数台ハイカ-を待ち受けていた。混雑するバスに揺られ10分程で奥多摩湖バス停に到着。何年振りだろう、うっすらと霧に包まれた湖の景色もいいもんだな~。ストレッチで体を解し出発。湖面を見下ろす展望台を過ぎた辺りでギョットするようなものを発見「こりゃ、何だ~!?」まるで怪物の右足のような木の根っこ、思い出にスマホでパチリ。長い急な登りを越え漸く御前山手前でカタクリに出会うことができホッとした。後方から十代と思しき男の子らが3班に分かれて元気良く登ってきたので先に通したが彼らとはその後、抜きつ抜かれつ進行。御前山山頂で彼らの会話が耳に飛び込んできた、むむ、なななんと理科や数学のお勉強の話で盛り上がっているではないか!聞けば中高一貫校の生徒らとのこと、こんな若者達が将来の日本を支えてゆくんだな~と感心。昼食もそこそこに境橋バス停まで千m以上の下山にかかった。登山道が終わり車道を下っていたら少し先に赤色灯を点滅させたパトカ-らしき車が3台止まって周囲には人影が!「こんな山奥に、あれは何だろう?事件かな、ひょっとしてロケかな」などと想像を膨らませながら通り過ぎようとしたが思い切って、車のハッチを開け何やら作業中の男性に訊ねたところ「登山中に動けなくなった」との女性からの通報を受けこれから救助に向うという。「今日はこの霧でヘリは出せないので状態によってはおんぶして救出する」とのこと。下山途中、避難小屋で3人の女性を見かけたと彼に告げたがそれではないようだった。緊迫した状況の中、落ち着いて且つ爽やかに応答いただいたこの警視庁の警察官に脱帽!霧に包まれしっとりした新緑の中を小雨に打たれながらカッパを着ての下山でしたが幸せを感じる山行となりました。同行いただいたT.A akiさんM.M ocarinaさんお世話になりました。     S.Y John

モンスターの右足 大ブナ尾根にて                 (撮影 S.Y John)

惣岳山にて、後方が中高一貫校生徒(撮影  S.Y John)

 

栃寄沢のコンクリート苔(撮影 S.Y John)

 

 

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