ロープワーク場にて (撮影 Y.T sora)
2021年10月16日(土) 天 気:小雨 参加者:8名
交 通:
【往】東上線川越駅6:58→7:32小川町7:34→7:53寄居秩父線8:16→8:21波久礼 【復】秩父鉄道波久礼13:23→13:27寄居 東上線13:35→14:57川越駅
コースタイム: 波久礼駅 8:30 ⇒ 虎が岡城址方面山道を進む ⇒ 祠 9:10 ⇒ ロープワーク場(標高約300m地 点 ) 9:30 実技練習 11時55分終了し下山 ⇒ 波久礼駅12:45
交通費:1,534円
<< 感想・コメント >>
◎ コロナで延期となったロープワークが実現した。この日はぱっとしない天気で練習中は霧雨 が降っていたが雑木林に助けられ雨具を着るほどではなかった。早速基本となる結び方から 始まった。2mのテープスリングで簡易ハーネスを作り身体に装着、エイトノット、クローブ ヒッチ、ダブルフィッシャーマンノット、ムンターヒッチ等結び方を教わり、いよいよ応用 編、転落に備えるトラバースのやり方では、途中木の支柱ロープを通過するときの安全を高 める為にカラビナ2本が必要なことを初めて知った。次に懸垂下降技術を学んだ。1本のザイ ルで上から下降していく、その時に必要なのがクレイムハイストノットというロープスリン グを使ったこの結び方が自身の滑落を止める大きな役割を果たす。前には動くが後ろには全 体重をかけても下がらないまさに命の綱である。そして下方の事故者の所まで降り安全な場 所の移動、ケガの状況など把握し対策を立てる圧巻の勉強会であった。本日は雨と寒さの為 ここで終了となったが、搬出法やツエルトの設営などやり残した部分と中々一度では覚えき れず復習を兼ね続編をやっていただければありがたい。改めてロープワークの難しさと奥深 さを肌で感じながらの充実した勉強会だった。そしていつ起こるかわからない遭難事故の重 要な登山技術であることを強く意識した。 記録担当 Y.T sora
◎ これまでも何度か急こう配の下り坂でベテランの先輩方が準備してくれたロープを頼りに無 事に下山した事があったが、そんなケースを想定して、今回の実践訓練ではロープの結び方 や使い方について個別に指導を受けた。今まで経験した日帰りの軽登山ではロープワークが 必要とされる危険で急峻な下りは多くはなかったが、これからの登山や緊急事態に備え身に 着けておくべき重要な登山スキルの一つだと感じた。講習を終え霧雨に煙った山道を、無数 のどんぐりを踏みしめながら下山した。雨を避け、駅舎の軒下に参加者全員、持参した椅子 を並べて昼食をとった。肌寒い中ホッと和んだひと時だった。 I.Y いわな
一人ひとりに熱心な指導(撮影 Y.T sora)
懸垂下降お手本(撮影 Y.T sora)
ロープの結び方、使い方を練習(撮影 Y.T sora)