川越ハイキングクラブ・ビスターリ

9月度会山行 児玉・横隈山(593.6m)

 

小雨の横隈山頂にて(撮影 S.K kaz.)

 

 2020年9月13日(日)    天  候: 曇のち小雨        参加者:  13名

交 通:
【往】川越駅6:58→7:32小川町7:34→7:52寄居8:09→8:26野上駅
【復】皆野町更木バス停14:35→15:06皆野駅15:30→15:54寄居16:21→
16:36小川町16:45→16:57森林公園17:00→17:21川越駅

コースタイム
野上駅(ストレッチ)8:40発→萬福寺8:55→長瀞公園ビレッジ門跡9:30→出牛峠9:45→いろは橋バス折返場10:20→横隈山登山口10:45→平沢峠11:10→横隈山頂11:45→(ランチ休憩)12:15発→平沢峠12:35→住居野峠12:50→更木バス停13:20(ストレッチ) 歩程:約4時間40分(休憩含む)標高差:約430m

 

<< 感想・コメント >>

午後から降るという天気予報だったが意外にも早く降り始めたので急きょ雨支度をする。雨の日の山登りでは景色は望めないが、色とりどりのカッパやザックカバーの行列がとてもカラフルで見ているとちょっとウキウキする。クモの巣に雨粒がついてレース状になっている様も美しい。杉木立に霧が立ち込めているのはまるで水墨画のようだ。雨の日もいつもと違う風情を楽しめて良かった。ただ、電車にうまく乗れずにまた、ご迷惑、ご心配をおかけしましたことを慎んでお詫び致します。    M.M ocarina

 

明るい曇り空で野上駅を出発。犬塚橋の手前から右折、ゴルフ場入り口から山道に入り混成林を荒れた道を登って行く、先頭歩きのため蜘蛛の巣が所構わず張り出していた、払っても時々顔に直面、下見の時より蜘蛛の巣が大きく数が多い。出牛峠に着いた時、出牛集落の数人で草刈をしていた事で登山道は歩きやすかった。横隈山登山口で小雨が降り雨具を着る、小康状態で山頂に着き、幻想的な風景で何も見えない。雷の心配で早めに下山しバス停で約1時間待ちでしたが皆さん元気を取り戻す。バスはビスターリ貸切でした。ピンクや赤紫色のハギ(萩)の花が満開で今日のご褒美でした。「赤とんぼ」や「ハギの花」暑さが和らぎ初秋を感じる山行でした。    S.K 邦

 

久しぶりの会山行に参加、計画書を見ると車道がかなり長いのでちょっと不安でした。でも歩き出すとそうでもない、林道や梅林の脇道、畑の脇道など、登山道を歩いているのかと錯覚をしてしまいました。登山口に入り登山道は意外に歩きやすかったのですが、先頭を歩いた方は蜘蛛の巣を払いながら大変だったと思います。途中雨が降りひどくならないうちの早目の下山、今日も楽しい1日でした。   K.K キヌ

 

出牛峠へ間隔を空けて前進(撮影 S.Y John )

 

「関東甲信越地方は秋雨前線が停滞し、雲が広がりやすく所々で雨が降り雷雨になる所もありますが日差しの出る所もあるでしょう。」 何とも、不可解且つ予測不能な天気予報である。日差しが弱い分、気温は高くは無いが、登山中は蒸し暑さを感じながら歩き始める。登山口界隈まで来たところで案の定、小雨がぱらついてきたのでザックカバーを付け、レインウェアを着て再び歩き始めると蒸し暑さ倍増、不快指数200%を超え!!⇒即、レインウェアを脱ぎ捨てる。山頂の展望は「うーん…」と言った感じで、「日本100地味山」にノミネート出来そう。ランチ休憩の場所からは西方に幻想的な薄雲と、灰色の空の切れ目からは神川町の穏やかで美しい町並みが見え、少しホッコリ。更木バス停では、待ち時間が1時間以上あり、テレ朝の「帰れマンデー」(田舎旅ロケ)のよう。一人なら意味もなくスマホを弄って時間を潰すのが精々だが、メンバーと世間話をしていたら一瞬でバスの時刻となる。トトロの猫バスのような小さなバス、ビスターリ御一行様貸し切り状態で全員着座、争いを避ける事ができた。小雨と汗で湿った着衣。普通に考えればとっても不快な筈だが、下山後は何故か清々しく思えるのは山の魅力のせいなのか。                                          K・H 岳

 

幻想的な神川の町を眼下に(撮影 Y.T sora.)

 

 慌てて雨支度をする(撮影 M.M ocarina)

 

猛暑が幾分遠のいた9月半ば、どんより曇った日曜日久々に秩父方面に向かった。秩父鉄道で寄居駅から三つ目の野上駅まで僅かな時間、なんと540円の切符を買わされた。秩鉄と云えばセメント精製のため武甲山から産出される石灰石を運ぶ貨物輸送が知られているがそれは秩父本線から折れて寄居と熊谷の中間にある武川駅から熊谷貨物タ-ミナルまで運ばれているとのこと。そういえば山登りを始めた頃、武川岳はよく登ったなあ。さて、野上駅から今にも泣き出しそうな空を見上げながら途中でカッパを着込み間隔を空けて前進、あっという間に霧の中に横隈山山頂が現れた。霧雨で何も見えなかったが埼玉と群馬の県境にあり群馬側では神山と呼ぶらしい。短時間で昼食を済ませ下山にかかった。途中イノシシのヌタ場らしい場所を発見、ウリ坊が横になってグルグル泥を塗りたくっている様を連想しながら下りてゆくと町営の更木バス停に到着。曇天でも雨に降られても13人でワイワイガヤガヤ、今日も楽しい山行であった。 S.Y John 

 

猪や鹿がここで体表についている虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所(ぬたば)

沼田場(ぬたば)についていた猪のひづめの跡

(撮影 M.M ocarina)

 

横隈山は、私にとって不思議と引き付けられる、興味深い山である。ビスターリに入る前、秩父鉄道ハイキングの会主催の「秩父ロングウオーキング大会」に6年続けて参加した。そのコース(出牛峠~不動山)途上からよく眺めていた山である。逆に横隈山から見た出牛峠~不動山はどのような景観か確認の意味でもこの山に登る価値を見出していた。さてその本番を迎え、野上駅から出牛峠までは慣れたコース、そこから先が今回初めて歩く道だ、出牛集落に出て車道歩きがしばらく続き、やっと登山口に到着、雨も降りだしカッパを着て歩き出す。登山口にはハイカーの数をカウントする機械が設置され一人ずつボタンを押して入山、所々ある標柱には「児玉山の会」の名前が刻まれていた。同会が整備、保全活動で地元横隈山をいかに愛しているか、気の引き締まる思いを感じた。些少ながら登山道に落ちていたガラス瓶やスチール缶を拾い持ち帰った。残念なことに不動山方面の展望は視界が悪く見ることができなかったが、眼下の神川の町が霧に霞み幻想的で自然現象がもたらす素晴らしい光景に感動した。登山口から更木バス停まで2時間半の横隈山であったが、この山域、地域の歴史文化を包含して見つめるとなかなか魅力ある山で、また季節を変えて登ってみたい。  Y.T sora.

 

 

隠れキリシタンの町と伝わる出牛の峠で一休み。

出牛:じゅうし(ゼウス)と読むとの由。(撮影 S.K kaz.)

 

天気予報に反して午前中からぽつぽつと小雨が降ってきた。「あ~、やっぱり雨が降ってきたか!」これ以上雨が強くならない事を祈りながら、雨具を着てもくもくと皆さん方の後を歩いた。車道から山道へ、峠を越えてから再び集落の間の車道にでてからまた山道へと、いつもと違う登山道だったが、あと少しで収穫期を迎えそうな稲の穂をみながら初秋を感じる事ができた。地味な山だと少々渋い評価の横隈山だったが、山頂付近では雨雲が風に流され空が明るくなっていき、同時に雲の切れ間からは群馬県川との境を流れる神流川を間近に見る事が出来た。
I.Y いわな

 

ゴールの更木バス停(撮影 Y.T sora.)

 

 先ずは今回リーダーとしての反省から、川越駅で途中乗車予定の二人を除き小川町行き快速電車に皆が予定通り乗車し出発。ところが途中乗車予定の二人となかなか合流せず慌てて連絡を始めることに。その結果、それぞれの合流予定駅には快速電車が止まらないことが判明。この為、あとから来た電車に乗ることになり、乗換えの寄居駅では1分差で合流できず、タクシーで目的地の野上駅に向かうことに。これは山行計画書の交通欄に“快速” の記載がない為、合流者が通常の“急行” と思い込んだとのこと。今後、山行計画書交通欄には“快速”等の文字を入れることにしたい。前日の天候判断について皆野町は18時のNHK天気予報で「午前中は曇り時々晴れ、午後3時過ぎから雨、所により雷雨(30%)」だった。下山口“更木バス停”到着14:10の計画であり、雨は予報の多少のズレで降られても僅かと判断。サブリーダー、記録担当とも協議し計画書通りの実施を決定し、会員LINE連絡網にてその旨通知。結果は、当日、10時amの天気予報で「雨、所により雷雨」が13時過ぎに変わったが、登山口到着(10:40)に合わせるかのように小雨がぱらつき始めた。山の天気で多少の時間のズレはあるも、概ね予報通りで雲行きも降り始めた雨は暫く止む様子がなかった。山頂到着まで1時間であり、雷雲、雷鳴あれば即、引き返す前提で山頂まで行くこと、また山頂の展望期待できずランチ休憩を短くし、12時15分下山開始と決め全員に伝えた。下山ルートの平沢峠から住居野峠までの稜線は2本の鉄塔下を通過し、全員無事に下山口「更木バス停」に到着した。バス待ち余裕の1時間15分。全員でストレッチし、バス乗りの身支度と今日の山行の感想やら、同じ小雨混じりの山行仲間としてすっかり打ち解け合うことに。皆それぞれよもやま話などしながら、とても貴重なひと時を過ごすことが出来た。出来れば少しのアルコールがあれば尚、芳しのひと時だった。残念!!              S.K kaz.

 

<<ゲスト参加者の感想>>

 初めての体験会で、横隈山登山に参加させて頂きました。初心者の私にはとても登りやすい山でした。途中小雨に降られ不安定な天気でしたが、その時毎にHさんや皆様からアドバイスをいただき、山登りのノウハウを知りました。また猪のぬた場を見、山野草に小さな感動を覚え、自然の中で癒やされている自分がいました。そして一番の収穫は、みんなと登る楽しさ!を知った事でした。今後もいろんな山にトライしようと思います。よろしくお願い致します。
                                                                                                                                      H.Y SUN

 

 

 

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